日本文化大学とプレミアムフライデー

プレミアムフライデーは
「月末の金曜日は定時(18時)まで働かずに、15時に帰ろう」
というキャンペーンになります。
そして空いた時間を利用して、家族と食事に行ったり、
旅行に行ったりと、そうした消費拡大を狙ったものになります。
2017年2月にスタートしてから既に6回目の開催になりましたが、
徐々に導入している企業が増えつつあると言われています。
では、日本文化大学がプレミアムフライデーを導入するとしたら、
どうなるのでしょうか?
日本文化大学は企業ではなく教育機関ですが、
プレミアムフライデーを導入したら、
どのような化学反応が起きるのか気になりませんか。
今回はそのことについて考えてみたいと思います。

 

【日本文化大学は土曜も普通に授業がある】
いきなりプレミアムフライデーの根幹を打ち崩しますが、
日本文化大学の週末は金曜ではありません。
日本文化大学は4年制大学としては非常に珍しく、
土曜日も全日で授業があります。
土曜日であろうとも平日と同じく5限目(18時)まで授業があるのです。
プレミアムフライデーは「明日が休みだから、今日はバカ騒ぎしよう」
という狙いがありますが、日本文化大学は明日も普通に授業がありますので、
飲み会などを開く訳にはいきません。
仮にやるなら、日本文化大学はプレミアムサタデーにした方が良いでしょう。
でも、話がややこしくなりますので、
以下は全て金曜日にプレミアムフライデーをする前提で話を進めます。

 

【意外といつもと変わらないかも】
では実際に日本文化大学が3限(14時半)で授業を終わらせたら、
学生はどのような行動を取るでしょうか?
実際のところ、いつもとそんなに変わらないでしょう。
3限までしか授業を取らない学生は割と多く、
残った時間は部活動やゼミに費やすのではないでしょうか?
図書館で自主学習をする方も多そうです。
就職支援課で就活に関するアドバイスを受けている方も居そうですね。
オヤツとして学食に入り浸る方は、決して少数ではないと思います。
日本文化大学の休み時間は15分間しかありませんので
学食を利用するのは難しいですが、まとまった休憩時間があれば、
アイスをパクパクしているでしょう。
日本文化大学が本気でプレミアムフライデーを発令するのなら、
センター試験の前日のように「午後は強制退去」くらいはするべきと言えそうです。

 

【そもそもプレミアムフライデーは大人のためのキャンペーン】
ちょっと忘れがちですが、日本文化大学には大人が数十名働いています。
それは講師および学食のおばちゃんです。
警備員さんや、清掃業者さん、
保健室の先生、生協で働く方々など、色々な大人たちが居ます。
そうした方々を休ませるために
プレミアムフライデーを使用するのが良いかもしれませんね。
むしろ本来、プレミアムフライデーは大人が休むためのキャンペーンです。
しかし、いきなり全員を休みにしては、
大学の経営は成り立たなくなってしまうかもしれません。
特に警備員全員に休暇を与えてしまったら、
日本文化大学の治安はどうなってしまうのでしょうか?
いきなり世紀末救世主伝説のように荒廃する恐れはありませんが、
空き巣被害から守るためにも、警備員は必須と言えるでしょう。
夜はセコムに任せて大丈夫ですが、夕方までは人が見守りたいところです。

 

【月末に財布の紐は緩むだろうか?】
プレミアムフライデーが月末の金曜日に開催する理由は、
そのあたりが給料日の後だからです。
財布の中のお金がホクホクでしたら、紐は自然と緩むというものです。
筆者もよく衝動買いしてしまいます。
では、そうした給料日は日本文化大学の学生と関係あるでしょうか?
日本文化大学の大部分の学生はアルバイトをしており、
中には毎日放課後には居酒屋で頑張っている方も居そうです。
そしてアルバイトとはいえ、仕事をしている以上は給料が発生します。
給料が入るということは、
大人の方と同様にプレミアムフライデーには散財するかもしれませんよ。
しかしそれは業種によると思われます。
というか、居酒屋で働く場合、金曜の夜は書き入れ時でしょう。
逆に、金土日だけ働いている日本文化大学の学生は多いのではないでしょうか。
飲食店にとって、プレミアムフライデーは消費者ではなく
仕事人として頑張る日なのです。
あと、アルバイトの種類によっては月の下旬に給料が入るとは限りません。
週払いや日払いのアルバイトがあるほか、
月の上旬に振り込まれるお仕事もあります。
月末だからって、財布の紐が緩くなるとは限らないでしょう。

 

【大学は不夜城です】
プレミアムフライデーの問題点は、
業務が最も忙しい時期に半休を取ることと言えるでしょう。
いつもより3時間業務時間が少ないということは、
どこかでその3時間分の仕事量の埋め合わせをしないといけません。
実際、プレミアムフライデーを導入している企業でも、
翌日の土曜に休日出勤してやり残した仕事を消化するケースがあるみたいですよ。
筆者としては正直、プレミアムフライデーは月の中頃あたりに
やって欲しいと思っています。

さて、日本文化大学でプレミアムフライデーを導入しても、
教授陣はあまり歓迎しないと考えられます。
大学講師もまた、小中高の教師と同様に時間外労働が激しい職種になります。
講師によっては大学に住んでいる方も居るでしょう。
筆者の教授も、研究室に自前のベッドを用意していましたよ。
大学の研究室は意外と24時間営業の不夜城なのです。
日本文化大学の各研究室がどれほどの不夜城かは分かりませんが、
やはり毎日深夜まで学生は残っているかもしれません。
毎日21時まで頑張っている方々からしたら、
15時上がりは夢のまた夢ではないでしょうか。
仮に15時に日本文化大学を追い出されても、
残りの時間は家で残業(自主学習)することになりそうです。

 

【プレミアムフライデーを利用して国立国会図書館に行く】
プレミアムフライデーを有効活用できるとしたら、
それは「4限と5限は授業がない」という点ではないでしょうか。
例えば、国立国会図書館の閉館時間は19時です。
土曜は17時とさらに短くなります。
仮に日本文化大学の授業で4限と5限があったら、
千代田区永田町にあるこの図書館まで辿り付くのは不可能です。
ちなみに片倉駅から永田町駅までは、電車で1時間11分。
車でも1時間27分掛かります。
国立国会図書館に行くなら、4限と5限は諦めるしかありません。

しかし、プレミアムフライデーによって強制的に休校になれば、
国立国会図書館に行くことが可能です。
国立国会図書館はプレミアムフライデーで15時に閉館しない施設なので、
この日を利用して本を探すことが出来るでしょう。
授業を休まずに、何かの施設を利用できるという点では、
プレミアムフライデーはかなり役に立つのではないでしょうか?
と言いつつ、日本文化大学の授業は毎日4限と5限があるとも限りませんので、
週に1回くらいは3限で帰れる日があるかもしれませんね。

 

【役所勤めの公務員ならプレミアムフライデーで休める】
プレミアムフライデーで休めるメインターゲットは一部の一般企業になります。
飲食店はもちろん、警察や病院、裁判所は休む訳にはいきません。
日本文化大学は警察官を目指す学校になりますので、
将来的にもプレミアムフライデーはあまり縁が無いでしょう。
あるとしたら、酔いつぶれる方が増えるので、それを介抱するくらいでしょうか。
でも、役所勤めの公務員でしたらプレミアムフライデーで
早上がり出来るかもしれませんね。
日本文化大学は役所勤めの公務員も目指せる大学なので、
プレミアムフライデーを目指してしっかりと公務員対策しましょう。

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