日本文化大学で読解力や推理力を鍛えたい

日本文化大学は国語の授業に力を入れているかもしれません。
受験科目でも現代文は必須であり、
正しい日本語を身に付けることを何よりも重視している傾向があります。
それは読解力を鍛えるためかもしれません。
日本文化大学は警察官を目指す大学として有名で、
警察官のお仕事には道案内があります。
市民の質問の意図を正確に把握し、正しく回答する必要があるのです。
そしてこの市民の質問が意外とネックです。

何故なら、その市民が正しい日本語を使わないケースもあるのです。
市民が思っていることと発言している内容が食い違っても、
警察官は市民の思っている方で回答しないといけないのです。
それゆえ、本当に必要なのは読解力ではなく推理力かもしれません。
状況把握能力や想像力も必要でしょう。
正直、心理学も日本文化大学で学びたいところですね。
日本文化大学は二年生の時に犯罪心理学を学びますが、
これは街の道案内にも応用できるのでしょうか?

こんな問題があります。
「2人の子供が居ます。1人は女の子です。もう1人も女の子の確率は何%か?」
答えは33%(3分の1)です。
メンデルの遺伝を学んだ方の多くが50%と答えたでしょう。
しかし上記の問題文の解答は不思議と33%なのです。
理由として、まず前提となる分母が異なります。
2人の子供が居る家庭は「姉妹」「姉弟」「兄妹」「兄弟」の4パターンでしょう。
この状況なら「姉妹」となる確率は25%です。

しかし姉が確定しているなら「姉妹」「姉弟」のどちらかになり、
「妹」になる確率は50%です。
上記の問題で50%と答えた方はコレを想像したのでしょう。
しかしそれは姉が確定している場合です。
少し言い換えますが、「女女」「女男」「男女」「男男」とします。
「女男」と「男女」は重複しています。
よって「女女」「女男」「男男」の3パターンとなり、
両方女になる確率は33%になるのです。

何が言いたいかというと、問題文が絶対に正しいとは限らないこともあるのです。
上記問題文の日本語が悪いということなのですが、
現実社会ではそういったことにたくさん遭遇します。
警察官として街の人たちと接していれば、
そういった間違った日本語を使われることは非常に多いと思いますよ。
日本文化大学は1年の時から数的処理の勉強を行い、
3年のあたりから文章理解の問題を解いていきます。
中には上記の問題文のような「どちらの意味にも捉えられそう」
なものも出題されるかもしれませんので、
しっかりと質問者の意図を理解できるようにしましょう。

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