日本文化大学で学べるスポーツについて

大学は1991年まで体育が必修でした。
しかし大学の体育は一般教養とかなりかけ離れていることから、
次第に選択式になっていきました。
今では教員免許や司書免許を取るために体育を履修するくらいかもしれません。
そして日本文化大学はスポーツ健康科学という科目名で5つの体育を用意しています。
それぞれ一般体育、剣道、弓道、柔道、合気道になります。
今回は日本文化大学で学べるスポーツ(武道)について紹介したいと思います。

 

□□一般体育□□
一般大学と言っても大学によってその内容は大きく異なります。
長距離走をやったり、各種ボール競技をやらせるかもしれません。
場所によっては水泳もありそうですが、
残念ながら日本文化大学にはプールも海もありません。
基本的に用意されている設備の体育をすると思った方が良いでしょう。
日本文化大学はバドミントン、野球、バスケットボール、サッカー、
バレーボール、公式テニスなどのサークルがありますので、
これらの球技を体育でやる可能性は十分高そうです。
体育館でダンスをしたり、マット運動や跳び箱をする可能性もあるかも。
基本的に高校の体育の延長と思って大丈夫だと思いますよ。
一般体育なのであまり応用的な体育はしないかと。

 

□□剣道□□
日本文化大学には剣道部があります。
それゆえ剣道に必要な竹刀、
防具なども大量に保有されていると思います。
竹刀の寿命は2ヶ月~半年くらいですが、
防具は大事に使えば普通に10年以上保ちます。
カーボン竹刀でしたら余裕で2年以上もちますが、
高価なのであまり使われないでしょう。
あとちょっと重いです。
ともかく剣道部の各種道具を
日本文化大学の体育の授業で使うことは十分可能です。
剣道でしたら柔道ほど危険ではなく、
安全性を重視するなら素振りだけやらせるのもアリでしょう。
面打ちの練習も防具の面に竹刀を当てるのではなく、
竹刀を水平に横にして高く上げ持って、かつ高く上げてそれに打ってもらいます。
練習だけなら怪我をすることは皆無でしょう。
あと、剣道着(道着と袴)は着ないことが多いです。
部活動では必須ですが、体育の授業でしたらジャージの上に防具です。
あらゆる競技の中で最高ランクのダサさを誇る格好になりますが、
面を被った当事者からしたらファッションなんて全く気にしないでしょう。
それよりも臭いがキツイです。
数十年分の加齢臭が蓄積された面はシュールストレミングに匹敵するかもしれません。
中学生あたりでしたら加齢臭はまだしませんので面の使回しが可能ですが、
18~22歳あたりはそろそろ加齢臭に悩まされる年代と言えます。
体育の授業のためだけに4万円近くする面を買う方も居るかもしれませんね。

 

□□柔道□□
日本文化大学は柔道部の活動に力を入れています。
剣道部には負けるものの、
部員数は日本文化大学でも最大規模を誇ると思いますよ。
そして日本文化大学の柔道場は今年の2月に新造したばかり。
今流行りの黄色と赤の二色になります。
柔道のタタミは割と黄緑色のイメージがありますが、
国際大会では蛍光イエローになります。
日本文化大学でやるとは限りませんが、国際大会をココで開くことも可能です。
では授業の方はどうなるのでしょうか?
さすがにジャージで柔道をやることはないかもしれません。
剣道の防具は一式用意するのに安くても5万円くらい掛かりますが、
柔道着は3000円程度で一式が揃います。
日本文化大学で柔道を選択する場合は、柔道着の購入が必須かもしれませんね。
それとも引退した先輩から借りるのでしょうか?
しかし柔道や剣道は警察学校でも必須なので、後輩に譲り渡すケースは少ないかも。
警察官を目指す方は道具類一式を日本文化大学で用意した方が良いかもしれませんね。
子供と違ってもう成長しませんので、サイズが合わなくなることもなさそうです。
気になる授業内容についてですが、授業の半分は受け身だと思った方が良いでしょう。
柔道はとにかく怪我をしやすいスポーツ(武道)で、
間違った受け方をするとクビの骨がポキっといくこともあります。
死亡率は他のスポーツの6倍とも言われていますよ。
だからこそ受け身が大事なのです。
この受け身をマスターするまでは組手など論外。
実技試験の内容は勝敗を問うものではなく、
如何に綺麗に受け身を決められるかといったものかもしれませんよ。

 

□□弓道□□
体育の弓道はちょっとイメージが付きません。
何故なら大抵の弓道部は
「最初の半年は肉体トレーニング」と言われているからです。
まずは弓を引けるだけの膂力を身に付けないといけません。
その膂力を身に付けるだけで
体育の授業が終わってしまうかもしれません。
それとも必要な筋肉を身に付ける前から
弓に触らせたりするのでしょうか?
弓の弦は意外と鋭利であり、
バチンを肌に当てたら大きくミミズ腫れしてしまいます。
あまり素人が手を出してはいけないのです。
それとも弓を引かずに作法だけを学ぶのでしょうか。
授業の90%は体力作りで、最後の1~2時間を使って弓で矢を放つのかもしれませんね。
それでも的の半分の距離までしか飛ばないと思います。
いきなり戦国時代にタイムスリップしても、素人が弓矢で戦うことは出来ませんよ。

 

□□合気道□□
去年まで日本文化大学の体育には合気道がありませんでした。
恐らく、今年来た教員が合気道を教えることが出来るから
この科目が誕生したと思われます。
日本文化大学の合気道の授業は、
まずは体幹を鍛えることに注力すると思います。
同時に柔軟運動をたくさん取り入れて、
柔軟な身体を作っていきます。
柔道で受け身を習うように、
まずは合気道が出来る身体を作っていきます。
イメージトレーニングも大事で型などもやるかもしれませんね。
空手と違って打撃技がありませんので、怪我はそんなにないと思います。
しかしどんな競技でもちょっとした油断が怪我に繋がります。
しっかりと先生の言いつけは守って練習に励みましょう。

 

□□サークル□□
一般体育の項でも言いましたが、
日本文化大学は上記の3つの武道(合気道は除く)ほか
バドミントン、野球、バスケットボール、
サッカー、バレーボール、公式テニスなどの
サークルが用意されています。
ちなみにバスケは部活動も存在し、
日本文化大学には2つのバスケのチームがあることになります。
それらのサークルに所属して体力作りに励むのも良いでしょう。
警察官になるなら平均的な高校生程度の体力は必須ですよ。
ところで合気道サークルはないのでしょうか?
体育でやれるのなら、サークルであっても良いですよね。
教員が来てまだ1年目だから、まだ部員が確保できないのかも。
5年後くらいには日本文化大学に合気道サークルが登場するかもしれませんね。
もちろんこういった部活動に所属せず、
自分でスポーツジムに通って筋トレするのもありです。
日本文化大学のキャンパス内には誰でも利用できるジムがありますので、
それを使うのもアリかと。

 

□□おわりに□□
どのスポーツにも言えることですが、安全性を確保することは教員の義務です。
柔道は骨折脱臼が多いですが、それ以外にも注意しないといけないことがあります。
それは熱中症です。
筋肉痛で死ぬ方は居ませんが、熱中症は本当に危険です。
特に真夏の剣道場は地獄でしょう。
もしかしたら日本文化大学の剣道場にはクーラーが設置されているかもしれませんね。
地球温暖化とヒートアイランド現象はどんどん進んでいますので、
スポーツ施設での空調設置は義務と言えるのではないでしょうか。

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