日本文化大学と言えば茶道が有名です。
授業カリキュラムが必修になっています。
正確には、一年生時に日本文化史という授業名で茶道をしています。
日本文化大学は別段、茶道にこだわりがあるということはなさそうです。
日本の文化なら何でもよく、
それでたまたま茶道を選んだだけかもしれません。
別に華道でも問題なさそうですが、茶道ならお茶菓子もありますので、
こっちの方が受講率も高くなると思ったのかもしれませんね。
もしくは教授陣が食べたかっただけかも。
今の日本文化大学には立派で大きな茶道室がありますので、
これからも必修授業で茶道は続いていくと思います。
茶道の歴史は日本の文化の中でも新しい方です。
室町時代の中期頃が開祖とも言われています。
また、流派も数多くあり、
最も有名な千利休以外の茶道も現代まで残っています。
日本文化大学の授業ではそうした流派を座学にて学ぶと思います。
裏千家やら表千家など、
なんだか複雑すぎて筆者の頭ではチンプンカンプンです。
茶道とは別ですが、
利き茶は鎌倉時代末期から全国各地で盛んに行われていました。
別名、闘茶とも言います。
どこ産のお茶かを当てるシンプルなものですが、
時には賭博の対象にもなりました。
なお、この闘茶をするには場所や道具が必要であり、
それが茶室や茶器の始まりとも言われています。
また、お茶を出す所作も形式化され、
それが茶道の起源になったとも考えられています。
茶道が嫌いな方は決して少なくなく、
その理由のひとつに味があるかもしれません。
あの味を文章で形容するのは難しいのですが、
おそらく濃すぎるという意見は
多くの方が賛同してくれるのではないでしょうか。
原液ほどではありませんが、かなり渋くて苦くて、
あまり好んで飲みたいとは思いません。
ただ、それは飲み慣れていないだけかもしれません。
コーヒーも、初めて飲んだ方からしたら、濁った泥水です。
飲み慣れた方からしたら、あの香りが最高とも言うはずです。
茶道も同様で、美味しいお茶を飲み慣れれば、
その味が気に入るかもしれませんよ。