大学の本分と言えば、ゼミ活動ではないでしょうか。
一般的な授業とは異なり、自分で研究テーマを探して、
自分で解決法を探し出すものになります。
そして、意見交換の場が多いのもゼミの醍醐味です。
テーブルを挟んで討論するものがあれば、
パワポを使って大人数に向かって発表するものがあります。
日本文化大学は文系の大学ですが、
3年次には必ずゼミに所属します。
1~2年は基礎ゼミというものですが、
3年次からは専門ゼミに入ります。
そのゼミの種類は非常に豊富で、
全部で20ものテーマに分類されています。
法務実務、少年法、法制史、政治経済、
危機管理など様々なものがあり、
学生はそのテーマに沿ったものを研究します。
文系のゼミの特徴は、資料集めが90%を占めると言われています。
理系でしたら自分で実験することが多いですが、
文系の研究にはそうしたものはありません。
ただし、資料を集めるのはとても大変です。
どこかに情報がまとまっていればとても楽ですが、
世の中そんなに便利ではありません。
インターネット全盛期の時代ですが、
そこで拾える情報は表面的なものがほとんどです。
中にはアンケートを取るものもあり、
日本文化大学の学生が街中の民家に
押しかける必要もあるかもしれません。
そして必ずしも目的にあった情報が見つかるとは限りません。
そもそも解決方法があるとは限りません。
「この犯罪を防ぐにはどうすればいいのか」
というテーマがあったとしても、
それを100%防げるような模範的な解答が見つかることは、
皆無に近いと言えます。
高度なことを学べると、日本文化大学のゼミは人気です。
知識だけでなく、討論するスキルや情報収集の仕方を学べると
評判になっていますよ。