日本文化大学のカリキュラムはかなり特徴的です。
日本文化大学は単科大学(※1)の法科大学ですが、
そのカリキュラムはかなり「就職」に向けたものとなっています。
まず、日本文化大学は警察官になるための大学と言っていいほど、
警察官採用試験の合格率が高いです(※2)。
正直なところ、卒業生の3人に1人は警察官になっていそうな勢いです。
それはやはりカリキュラムの質が「就職」向けになっているからだと言えます。
1年次は基礎だけを学びますが、
2年次からは犯罪心理学という独特のものを授業で行うようになり、
3年から専門ゼミに所属し、かなり高度なことを学べるようになります。
そして極め付けは、1年次から履修できるキャリア教育です。
言い換えるならば、就職ガイダンスになります。
一般的な大学は3年次からこうした授業(でも単位にならないことが多い)を行うものですが、
日本文化大学は早くから就職に対する心構えおよび、対策を取ることが出来るのです。
また、就職アドバイスを受けられる機会が多いのも、日本文化大学のメリットです。
元警察官の講師が多数在籍しているほか、
警察官OB・OGから話を聞ける機会を多数設けているのです。
警察官採用試験での面接対策なども、かなり具体的に出来ると評判でしょ。
あと、学生の意識が高いというのも影響しそうです。
日本文化大学は半数以上の方がAO入試・一般入試で入ってきており(※3)、
そうした方は入学前から警察官を目指しています。
こうした向上心の強い学生が多いからこそ、日本文化大学の就職率は高いのです。
※1 単科大学とは、学部が1つしかない大学のこと。
日本文化大学は法学部1つだけなので、単科大学となる。
参考として、明治大学は法学部、商学部、政治経済学部、理工学部など、
複数の学部を持つため、総合大学と呼ばれる。
※2 警察官採用試験の合格率は都道府県ごとに異なり、15%ほどが合格率となります。
7人に1人しか合格しないとも言われています。
※3 パスナビによると、全受験者数238に対し92人の方がAO入試に合格、
62人の方が推薦入試に合格しています。