日本文化大学は日本の文化を学ぶために建てられた大学です。
でも現在は「警察官になるための学校」とも言えます。
それでも、文化を学ばせることは忘れていません。
では、日本文化大学でどのような日本文化を学べるのでしょうか?
それ以前に、そもそも日本文化にはどのようなものがあるのでしょうか?
日本の文明は大陸からの影響を強く受けているので、
日本起源の文化は少ないです。
漢字や仏教なども、すべて中国由来になります。
しかしこうした文化は日本で馴染むようになっていくと、
オリジナル要素が次第に薄れ、日本固有のものとして扱われるようになります。
ラーメンやカレーライスが良い例でしょう。
起源は別の国にあっても、
そのあり方に関してはれっきとした「日本の文化」と言えます。
となると、日本にはどのような文化があるのでしょうか?
分かりやすいのは衣装と言えます。
和服や着物などは、日本の立派な伝統衣装になります。
例え起源が中国にあろうとも、和服は立派な日本の衣装です。
料理に関しても、日本独自に発達したものは非常に多いと言えます。
そして茶道は最早完全に日本オリジナルと言えます。
お茶自体は中国由来ですが、あのようなお茶を淹れる作法は、
日本にしか存在しません。
そして、日本文化大学は茶道の授業を必修として用意しています。
正確には、「日本文化史」という授業名ですが、
日本文化大学はその授業にて
「お茶を点てる」技術と精神性を学ばせているのです。
また、教養ではありませんが、竹林もまた日本の文化と言えます。
日本文化大学の裏手には「和敬の道」という1kmの遊歩道があり、
そこには立派な竹林が並んでいます。
森林浴は日本固有の文化ではありませんが、
日本の自然を堪能するものとして、多くの方が嗜んでいます。
フィトンチッドを肌から吸収するのも良いですよ。
剣道や柔道、弓道もまた日本の文化と言えそうです。
日本文化大学はこれらの競技にかなり力を入れており、
選択授業はもちろん、部活動としてかなりの学生が集っています。
正直、この3つの部活動で
日本文化大学の全学生の3分の1は集まっている気がします。
剣道や柔道の段位は警察官採用試験でプラス評価されやすいので、
それ目当てで参加している方も多そうです。
日本文化大学では学べませんが、
現代遊戯にも日本固有の文化はかなり多いです。
双六やかるた、お手玉、ビー玉、ベーゴマ、鬼ごっこなど、
色々なものがありますよね。
テレビゲームやネットサーフィンも、
日本の文化になりつつあると言われています。
ポケモンをはじめとする日本発祥のゲームは、世界でかなり人気ですよ。