【求む体育会系】
海外のITベンチャー系の企業は、
体育会系の人材を全くと言っていいほど求めていません。
仕事さえ出来れば、他の能力は一切問わない傾向が強いのです。
一方、日本では逆に体育会系を望む声が強いと言われています。
厳しい環境を生き抜いた実績を持つ方は、やはりどの企業も欲しがるのです。
そしてそうした体育会系を最も望むのは、自衛隊や警察官だと言われています。
警察官採用試験の筆記試験は、
公務員試験の中でかなり簡単な部類と言われています。
筆記試験を合格できる方はかなり居るでしょう。
しかし、その後の面接で落とされる方はかなり多いようです。
面接にて「この人は警察官として働けるのか?」をしっかりと審査されるのです。
そしてその合格基準ですが、やはり強い精神力を持つ方が評価されます。
高い人間性も求められるでしょう。
そうした技能を身に付けられる教育機関として、
日本文化大学が注目されているのです。
【蓄積できる経験値が違う】
一般企業が専門学校よりも4年制大学を卒業した方を取る理由は、
大学でしか学べないことを重視しているからになります。
そしてそれは授業内容ではありません。
授業外で学べることを企業は重視しているのです。
部活動、ゼミ活動、バイトなど、色々な経験を経ている人材を企業は望みます。
専門学校でもサークル活動を行っているところはありますが、
専門学校との違いは、所属年数です。
2年と4年では、蓄積できる経験値にかなり差があります。
そして警察官を目指す場合も、専門学校に2年間通うよりも、
日本文化大学で4年間ミッチリ備えるのが良いでしょう。
試験日の都合により、実際は3年と2~4ヶ月程度ですが、
専門学校よりも長い期間、試験対策が出来ると評判になっています。
【礼儀礼節を重んじる】
一般的な体育会系のイメージは、「上下関係が厳しい」
「先輩から理不尽な命令がある」
「とにかく体力が居る」と思っている方が多いでしょう。
ちなみに実際の警察組織は正にこんな感じです。
「軍隊は一個の生命体」とも評されている通り、全てが規律を持って動いています。
人間だって、いきなり肝臓がクーデターを起こしたら困りますよね。
ただし、日本文化大学が力を入れている剣道部、
柔道部、弓道部はあまり体育会系ではありません。
それは「上下関係が厳しい」ではなく、「自分含み、誰にでも厳しい」となるからです。
イメージとしては、「神をトップにおいて、以下全員を平等に扱う」という感じになります。
別に宗教ではありませんが、こうした武道の多くが神棚に向かって「神前に礼」をします。
それゆえ先輩は決して横柄な態度を取りません。
厳しい態度を取りますが、それは自分を楽させる為ではありません。
部員全員が修験者のように克己心を鍛えることに精を出しているのです。
現代スポーツに反しますが、武道とは本来、勝敗ではなく、
礼節を鍛えるためにあると言われています。
日本文化大学は礼と義を重んじることをコンセプトにしており、
そのための一環として、武道系の部活動に力を入れているのです。
日本文化大学で警察官を目指す方の多くが、
剣道部、柔道部、弓道部に所属していると言えます。
【問題解決能力を鍛えることが重要】
卒業論文というカリキュラムは非常に有用です。
その成果も重要ですが、過程が最も大事だと言われています。
卒業論文で学べるものとして
「問題発見能力」「情報収集能力」「問題解決能力」があります。
どれも社会人として生きるには必須の能力です。
企業が専門学校よりも大学を取るのは、
この卒論の存在が大きいかもしれません。
そして、警察官においてもこれらの能力は有用です。
警察官の仕事は、
上からの命令をただ黙って聞いていれば良いというものではなく、
時には自分で考えて行動しないといけない場面もあります。
ナイフを持った犯人と格闘戦をすることもあり、そうした場面で一々、
上司に相談する暇なんてないのです。
震度8の前人未到の大地震が起きて、
インフラおよび通信環境が全滅したら、
自分の判断で市民を守らないといけません。
警察官においても、問題解決能力は非常に重要なのです。
だからこそ、日本文化大学は3年からゼミに所属し、
1~2年掛けて卒論を完成させます。
文系の大学ですが、
日本文化大学はこのゼミ活動にかなり力を入れていますよ。
現在、日本文化大学は17のゼミを用意しています。
教授の定年や新講師とかでゼミの数が変動することは良くありますが、
大体毎年17~18程度で落ち着く模様です。
定年を迎えても、新講師がその研究室を引き継ぐことも多いです。
基本的に3年次に本格的に所属し、
それぞれの研究室のテーマに沿った内容を研究・発表します。
そしてその内容は警察官に関わるものが多いです。
「刑事法」「少年法」「警察行政」「民法」など、色々なものを研究します。
他にも「スポーツ政策」や「文化景観」など、公務員的な研究を行うゼミもあります。
各ゼミの所属学生数は10名程度と少ないので、
教授との距離が近いのが日本文化大学の特徴になります。
ゼミは議論が中心で、討論力を鍛えられるのが魅力です。
【数的処理や自然科学の一般教養が必要】
日本文化大学は必修授業にて、法学や憲法、政治学を学びます。
法学部になりますので、これらを学ぶのは当然と言えます。
ただしこれらの知識は、警察官採用試験においてはあまり役に立ちません。
警察官として働くなら法学などの知識は必須ですが、
それは警察学校に入ってから改めて学びなおします。
警察官採用試験の筆記試験を突破するには、
一般教養を覚える必要があります。
頭の体操のようなパズルや、日本史、生物などの知識が必須なのです。
SPIとセンター試験を同時に受ける感じと言えば分かりやすいでしょうか。
そして、日本文化大学は警察官採用試験の筆記試験対策に力を入れています。
上記で挙げた一般教養を身に付けるための授業を行っているのです。
しかも1年次から受講することが可能で、
早くから試験に備えることが出来ると評判になっています。
【日本文化大学で面接のノウハウを学べ】
高い精神性や向上心を持っていても、
それだけで警察官採用試験の面接を突破出来るとは限りません。
そもそも、そうした精神性を確認する手段はほとんどありません。
面接官はエスパーではありませんので、
そうしたことを確認するのに、言葉を使います。
それゆえ、高いレベルの表現力が必要となり、
受験生の多くが面接の練習をするのです。
そして、日本文化大学はこの面接対策においても力を入れています。
面接でどんなことを訊かれたら、何を答えれば良いかを教えてくれるのです。
そもそも、こうしたノウハウは本では学びにくい分野になります。
また、質問の内容は県警ごとに異なるとも言われており、
質問される内容も年ごとに変わるとも言われています。
独学で面接対策をするのは、情報収集力という点で不可能に近いのです。
だからこそ、日本文化大学の就職支援課に頼るのです。
警察官の面接に特化した指導員にアドバイスをもらうことで、
合格率を高めることが出来るのです。
【まとめ】
日本文化大学は非常に高い「警察官採用率」を持ちます。
それは警察官採用試験を突破するだけの、
精神性・知識を身に付けられる点にあると言えます。
合格するには体力も必要ですが、
コレに関しては「高校生の平均以上」なので、
そこまで難しいものではないでしょう。
体育会系とまでは言いませんが、運動部に所属すれば、
標準程度の基礎体力は身に付けられますよ。