学校の授業で行う美術は、2つの目的があります。
芸術性を養うのと、表現力を養うものです。
前者は精神的なもの、後者は実益に関わるものになります。
美術を理解するのはとても難しいです。
数億円もする美術品を見ても、
それの何が良いかを理解するにはそれなりの
知識と教養が必要になります。
そして、絵画や彫刻、陶芸、写真など、
いくつもの美術品がありますが、
それらの多くは実益とは無縁なものになります。
少なくともお腹は膨れません。
生きるだけの生物に芸術は不要ですが、私たちは人間です。
何よりも心の部分を大事にしており、
その手段のひとつに芸術があります。
実益に関する美術もあります。
例えば、広告。
相手にコチラの意図を分かりやすく伝えるのが広告であり、
良い広告には一定の法則があります。
閃きでそうした法則を見つける天才も居ますが、
今やこうした美術は学問として大系化されています。
表現力というものは、今や学校で習える時代なのです。
法学部である日本文化大学でも美術を学ぶことが出来ます。
科目名をビジュアルコミュニケーションと言い、
デジタルコンテンツを使って表現力を鍛える授業になります。
ただし、日本文化大学のこの授業は
あまり警察官と関係ないかもしれません。
日本文化大学は警察官を目指す方が多く集まっており、
文字やイラストを使った表現力を鍛えても、
ほとんど役に立たないかもしれません。
強いて挙げれば、
ジェスチャーや似顔絵が上手くなるくらいでしょうか。
教養として履修する方は多いかもしれませんね。
また、日本文化大学の選択科目には日本美術史があります。
こちらは更に教養としての性質が強い授業になります。
文化を学ぶのには良いかもしれませんが、
警察官に必要な知識ではあまりなさそうです。
趣味として受講するのが良さそうです。
警察学、心理学、経済学など、
日本文化大学には警察官に必要な授業を数多く取り揃えています。
中には教養としてしか役に立たない授業も用意しています。
しかし、実益にはならないこそ、
日本文化大学は精神を鍛えることを何よりも大事にしています。
一見無駄のように見えますが、
こうした遠回りが役に立つときがあるのです。
それがいつになるかは分かりません。
10年後や20年後かもしれませんし、
結局活用されないかもしれません。
一般教養は明確な目的があって鍛えるものではありません。
心の在り方を鍛えるのです。
そして、その一般教養を土台に、何かの役に立つこともあります。
知識はあって困るようなものではありません。
日本文化大学で是非、一般教養を身に付けてください。