日本文化大学の警察学

警察官を数多く輩出している日本文化大学では
警察学を専攻することが出来ます。
選択科目なので、
民間企業や他の公務員になる方はあまり受講しませんが、
警察官を志望する方にとっては欠かせない授業となります。
日本文化大学で学ぶ警察学は、
そのままの意味で警察官に必要な知識を学ぶ授業です。
国民の生活や財産を守るための方法、
および、法律などを中心に学んでいきます。
警察の組織体型や活動内容については勿論、
犯罪についても学びます。
敵と戦うにはまず敵を知らないといけませんので、
こうしたことも本格的に学ぶ必要があるのです。
なお、世界史の授業にも
「警察学」という用語が登場しますが、
こちらは別の意味になります。

日本文化大学の一年時に基礎的な警察学を学び、
三年時にゼミで本格的なことを学んでいきます。
警察行政や少年法、刑事法など、
それぞれのゼミに所属してより専門的に学んでいくのです。
過去に起きた事件などを考察することもあります。
また、ゼミでは議論を中心に行います。
自分で考える力を養い、これは社会に出てからも使えます。

警察官になる方法は警察採用試験に合格する以外ありませんが、
この試験に合格するためには警察学以外の知識も必要です。
単純に高校卒業、大学卒業程度の知識が必要であり、
公務員試験と同様の一般教養の問題が出題されます。
また、論文問題もあり、思考力と表現力が問われます。
その上で、適性試験、口述試験、体力試験があります。

さらに言えば、合格するのに必要な体格というものがあります。
一定の身長と体重、視力が求められています。
パイロットになるには視力が必要であるように、
警察官になるためにもこうした身体的な条件があるのです。
それと、柔道や剣道の段位は採用試験で加点されることもあります。
都道府県ごとに加点ポイントは異なりますが、
これらは取得しておいて損はないと思います。
語学の検定も有利です。

日本文化大学で警察官を目指している方は、
警察学以外の勉強だけでなく、
こうした+αの部分もしっかりと鍛えるようにした方がいいですよ。

日本文化大学の授業について

筆者は大学時代に体育を選択していません。
一応、最初のガイダンスは受けましたが、
あまりに人数が多く集まり、
公務員や司書を目指す方を優先させるため、
あえなく受講を断念しました。
余談ですが、筆者の大学では前期に26の単位が取得できますが、
そのうち必修が22もあり、
選択授業の余地がほとんどありませんでした。

日本文化大学でも選択科目に体育があります。
正式な授業名は「スポーツ健康科学」で、
さらに「A:一般体育」「B:剣道」「C:弓道」「D:柔道」
分かれています。
実際に日本文化大学の授業を受けた訳ではないので
どんな内容か分かりませんが、
恐らくそれぞれの分野の武道をすることだけは分かります。
もしかしたら、座学の授業も含まれるかもしれませんね。

大学によっては、シラバスをネット上で
オールフリーで公開しているところもあります。
それを読めば、大学受験する前にどんな授業をするのかが
分かると言うものです。
残念ながら、日本文化大学はネット上で公開していませんので、
オープンキャンパスなどを利用して直接大学に行く必要があります。

そもそも、シラバスにほとんど詳細が書かれていない授業もありました。
その理由としては、知識というものは生き物であり、
情報は随時更新されているからです。
一年以上も前に決めたカリキュラムに従っているようでは、
最新の知識には追いつけません。
それゆえ、シラバスにはある程度の
大まかなことしか書いていないのだと思います。
まさかテストに、
二か月前に学会で発表されたばかりの内容が出るとは、
その時は本当に思いもしませんでした。
過去問に頼ってばかりでは、良い点取れませんよ。

大学の授業は、実際に受けてみないと分からないことが多いです。
日本文化大学の雰囲気を味わいたい場合は、
オープンキャンパスだけでなく、
普通の平日に行ってみるのも良いかもしれませんよ。

日本文化大学の茶道

日本文化大学と言えば茶道が有名です。
授業カリキュラムが必修になっています。
正確には、一年生時に日本文化史という授業名で茶道をしています。

日本文化大学は別段、茶道にこだわりがあるということはなさそうです。
日本の文化なら何でもよく、
それでたまたま茶道を選んだだけかもしれません。
別に華道でも問題なさそうですが、茶道ならお茶菓子もありますので、
こっちの方が受講率も高くなると思ったのかもしれませんね。
もしくは教授陣が食べたかっただけかも。
今の日本文化大学には立派で大きな茶道室がありますので、
これからも必修授業で茶道は続いていくと思います。

茶道の歴史は日本の文化の中でも新しい方です。
室町時代の中期頃が開祖とも言われています。
また、流派も数多くあり、
最も有名な千利休以外の茶道も現代まで残っています。
日本文化大学の授業ではそうした流派を座学にて学ぶと思います。
裏千家やら表千家など、
なんだか複雑すぎて筆者の頭ではチンプンカンプンです。

茶道とは別ですが、
利き茶は鎌倉時代末期から全国各地で盛んに行われていました。
別名、闘茶とも言います。
どこ産のお茶かを当てるシンプルなものですが、
時には賭博の対象にもなりました。
なお、この闘茶をするには場所や道具が必要であり、
それが茶室や茶器の始まりとも言われています。
また、お茶を出す所作も形式化され、
それが茶道の起源になったとも考えられています。

茶道が嫌いな方は決して少なくなく、
その理由のひとつに味があるかもしれません。
あの味を文章で形容するのは難しいのですが、
おそらく濃すぎるという意見は
多くの方が賛同してくれるのではないでしょうか。
原液ほどではありませんが、かなり渋くて苦くて、
あまり好んで飲みたいとは思いません。
ただ、それは飲み慣れていないだけかもしれません。
コーヒーも、初めて飲んだ方からしたら、濁った泥水です。
飲み慣れた方からしたら、あの香りが最高とも言うはずです。
茶道も同様で、美味しいお茶を飲み慣れれば、
その味が気に入るかもしれませんよ。