日本文化大学で学ぶ数学・理科・社会について

【はじめに】
八王子市にある日本文化大学は法学部の単科大学です。
単科大学とは、学部学科がひとつしかない大学になります。
明治大学でしたら、法学部、商学部、政治経済学部、理工学部、
情報コミュニケーション学部など、色々な学部を用意していますので、
こちらは総合大学という分類になります。
ただし、日本文化大学は文系の大学でありながら、
数学・理科・社会の授業も用意しています。
その理由ですが、公務員試験に必要だからです。
こうした試験では一般教養を問われそのため、
ある程度の数学・理科・社会の学問を修めておかないと、
その問題を解くことが出来ないのです。
一般企業へと勤めるのでしたら、
面接だけで合否を判定してくれるところが多いですが、
公務員試験の多くが、このような総合的な知識を問うことを行っているのです。
もちろん、数学・理科・社会だけでなく、小論文作成能力や英会話能力、
運動性能、コミュニケーション能力、正義感も試験します。
警察官として働くなら、強い正義感を面接でアピール出来ないと
合格できないかもしれませんよ。

 

【数学  Mathematics】
日本文化大学は1年の選択授業として「数と論理」と「基礎数学」を用意しています。
内容としては、高校レベルの数学ⅠAと数Bあたりだと思います。
推測ですが、数Ⅱは範囲外だと思います。
三角関数は多分やらないのではないでしょうか。
それよりも、数列、命題、確率、統計あたりを重点的に学ぶと思いますよ。
と言うのも、そうした問題が公務員試験に出題されるからです。
三角関数や微分積分の公式を使うことはなく、
文章読解力が必要な文章問題による数学が多数出題されます。
それこそ、IQを測る頭の体操のような数学の問題が出題されるでしょう。
論理的に思考できる数学力が必要なため、
日本文化大学はそうした教育に力を入れているのです。

 

【理科  Science】
日本文化大学では自然地理学を履修できます。
ただし、公務員試験において自然科学分野はあまり重要ではありません。
警察官として働くのに、メンデルの法則やベンゼン環を覚えても、
実務に使うことは全くないでしょう。
公務員試験における自然科学分野は
あくまで一般教養として扱われているのです。
それゆえ、覚える項目もそこまで複雑ではありません。
センター試験と同等とも言われています。
とは言っても、センター試験の生物や地学で満点を取れれば、
東大だって合格出来るでしょう。
生物や地学は暗記系学問ですが、
こうした勉強が得意でない方はかなり居ると思います。
そもそも日本文化大学は法学部なので、
理系分野は一切携わらないことが多いでしょう。
実際、公務員試験に臨む方は全ての教科で優秀な点を取ることはせず、
コストパフォーマンスの悪い、理系科目を捨てることは、よくやっているそうです。
大体、5割くらいを取れるように勉強しているみたいですよ。

 

【社会  Social studies】
社会は結構重要です。
地理はともかく、経済学や倫理学は警察官として働くなら必須科目と言えます。
日本文化大学では政治学が必修なので、
どれだけこの科目が大事かというのが伺えそうです。
とりあえず、日本文化大学の1年の授業は基礎教育に重点を置いていますので、
この政治学も高校生レベルだと思いますよ。
センター試験の政治経済くらいの難しさではないでしょうか?
人によっては十分難しい内容になってしまうかもしれませんね。
しかし、2年・3年になればもっと難しい内容の授業になりますので、
躓かないためにも1年の時にしっかりと基礎を身に付ける必要があると言えます。

 

【キャリアマネジメント  Career Management】
警察官採用試験および、
公務員試験の対策は1年前からするのが基本と言われています。
しかしそれは1年まるまる時間を費やせる場合です。
仕事をしていたり、他の授業を受けていたら、その余裕はないでしょう。
そこでもっと早くから対策を取ります。
日本文化大学でしたら、1年の4月からいきなり公務員対策を始めます。
通常の3倍の時間を取れれば、
他の授業を受けながら必要な知識を無理なく詰め込めるでしょう。
その授業ですが、日本文化大学ではキャリアマネジメントと言います。
1年次はキャリアマネジメントⅠ、2年次はキャリアマネジメントⅡ、
3年次はキャリアマネジメントⅢと、徐々にパワーアップさせていきます。
なお、キャリアマネジメントⅣはありません。
4年生ともなれば、キャリアマネジメントで準備をするというより、
もう既に結果が出始めている時期だからです。
警察官採用試験の日程は各都道府県でバラバラで、
しかもひとつの県で複数回受験できることが多いですが、
早ければ5月受験で7月に結果が分かることは多いでしょう。
5月受験なのに4月から準備をしていては遅すぎると言えます。
面接対策などもしないといけませんので、
日本文化大学はキャリアマネジメントという共通の講座を用意するのではなく、
個別に就活指導をするようにしているのです。

このキャリアマネジメントですが、徐々に内容がステップアップします。
1年次にはまず、数的処理からスタートします。
選択授業にて「数と論理」と「基礎数学」を履修出来ますが、
それに似たような授業になると言えます。
イメージとしては、SPIの非言語問題でしょうか。
フィボナッチ数列くらいは一瞬で見分けるようになった方が良いですよ。
そして2年からは、数的処理に加えて、自然科学、社会科学、人文科学を学びます。
あまり耳慣れない言葉ですが、それぞれ以下の科目に分類できます。

自然科学:化学、生物、物理、地学
社会科学:政治経済、倫理
人文科学:日本史、世界史、芸術

ちなみに、日本文化大学では学びませんが、
医学、農学、工学は応用化学と呼ばれます。
その後3年になると、各コースに分かれて試験対策を行っていきます。
すなわち、「警察・消防コース」と「市役所コース」です。
前者は警察官採用試験(消防官採用試験)、後者は公務員試験に対応します。
こちらもそれぞれ数的処理を行いますが、
文章理解と時事問題、論文、面接対策など、
色々と本格的に試験対策するようになります。

これらの3段階のキャリアマネジメントですが、
日本文化大学は通年30回・集中30回用意しています。
3年間の合計コマ数は180回に及びます。
1コマ90分なので、16200分(270時間)になります。
もちろん、これだけの学習時間で公務員試験は突破できませんので、
授業以外の時間を使って、地道に自習活動していくのが大事と言えるでしょう。
ちなみに一般的には1000~1500時間必要と言われています。
でも、警察官採用試験の方はハードルが低くなり、
500時間で十分とも言われています。
その分、面接を重視しているとも言えます。

 

【おわりに】
「算数が将来何の役に立つんだ?!」と疑問に思っている子供は多いでしょう。
実際、四則演算以外の数学は、日常生活で全くと言っていいほど使いません。
宝くじや競馬の確率を計算するなら、確率や統計学の知識は必須ですが、
そうしたものをやらなければ、不要と言えるかもしれませんね。
株式投資をする場合でも、
必要な数学の知識は中学生レベルで十分とも言われています。
ただし、文章読解力はどこであろうとも重要です。
正しく文章を読めないと、源泉徴収の書類すら出せないかもしれません。
だからこそ、日本文化大学では「数と論理」の授業を用意しているのです。
数学においても、論理的な思考力はかなり必要になるんですよ。
日本文化大学は文系の大学ですが、しっかりと数学力を身に付けましょう。

日本文化大学は基礎教育を大事にしています

企業の就職試験と、大学の一般入試は根本的に異なるものがあります。
それは試験日です。
今の日本でしたら、企業の就職試験は6月になります。
秋採用や冬採用もありますが、大抵の企業は6月頃に大量に内定を出します。
それに対し、大学の一般試験は2月な場合が多いです。
(※日本文化大学は1月末~3月中旬と長いです)
そして、企業は6月に内定を出しますが、
その内定者が4月に入社するまでに9ヶ月近くの猶予があります。
その間に内定者の成績が下がっても、企業は変わらず内定を出したままです。
一方、大学受験は2月なので、実際に入学するまでのスパンは2ヶ月もありません。
日本文化大学の第8期試験でしたら、10日程度のスパンしかありません。
これだけ短ければ、その間に成績が過度に下がることはないでしょう。

企業が早くから内定を出すのは単純に、事業計画を一年前から練りたいからです。
「来年はこれだけの人数を集めたい。そのための準備をしよう」
というのを一年前からしておかないといけないのです。
大学も入学者に対しての準備をしますが、企業と違って、
そこまで細かい準備は不要なので、入学ギリギリになっても大丈夫なことが多いのです。
また、パッケージ商品に近い授業を行うのも理由のひとつかもしれませんね。
企業が社員に仕事を割り振るには、
それぞれの個性にあったものを用意する必要がありますが、
大学が学生に勉強を教えるのは、個性を無視して全員一律で指導を行います。
例えるなら、企業は内定者全員がそれぞれ別の学部学科に所属する感じでしょう。
アルバイトを馬車馬のように働かせるのとは訳が違うのです。

さて、日本文化大学の一般入試を利用して入学した方は、
それなりの学力を有した状態で入学するでしょう。
しかし、推薦で入った方はそうはいきません。
中には偏差値が25を下回る方も居るでしょう。
日本文化大学のAO入試は高校での評定を一切見ず、
面接と小論文にて合否を判定するのです。
中学生レベルの日本語能力と、高い志があれば合格できることもあります。
なお、一般推薦入試は評定条件がありますので、ご注意ください。
それゆえ、一般組、推薦組で学力にかなりの差が発生する場合があります。
一般組は頑張って受験勉強をしますが、推薦組はそういったことをしません。
高校3年間の後半は遊び倒しているかもしれません。
これでは一般組と推薦組で、
一年間程度の学力の開きがあっても不思議ではないでしょう。
そこで日本文化大学では1年の授業にて、
基礎を徹底的に洗い直すことから始めます。
日本文化大学の1~2年次に履修する基礎教育で、
学生全員の穴を埋めるのです。
既に習得している学生には不要かもしれませんが、
日本文化大学は落ちこぼれを出さないように、
基礎からの教育に力を入れているのです。

どれくらい基礎かは一概には言えませんが、
もしかしたら高1レベルからスタートするかもしれません。
と言うのも、高校によっては特定の科目を取らないことは
全く珍しくないからです。
文系の高校の出身者でしたら、
化学・生物・物理・地学はやらないのではないでしょうか?
理系でも地学だけは取らないケースはかなり多そうです。
しかし、公務員試験をはじめとする教養を問う試験では、
地学の知識が必要な場合があります。
少なくとも、水害のハザードマップを作成するなら、
水文学と地質学の知識は必須になります。
どれくらいの雨量が降ると、どこで土砂災害が起きるかが分からないと、
災害対策は絶対に出来ないでしょう。
役所勤めでしたら、こうした災害予測の知識は必須と言えます。

それゆえ、日本文化大学では恐らく
高1レベルの数学・理科・社会から学びなおすと思われます。
理系の大学によってはベンゼン環の説明なしに、
いきなり六角形のマークを黒板に書くことをしますが、
日本文化大学はしっかりとC6H6の分子式から教えてくれると思いますよ。
その代わり、日本文化大学の数学・理科・社会に
相当する科目は選択科目になります。
公務員試験や警察官採用試験をしない方でしたら、
これらの学問を修める必要は一切ないからです。
ただし、日本文化大学は警察官を目指せることを特徴としており、
入学者の99%は警察官や公務員を目指していると思います。
入学後に心変わりをするケースはかなり多いですが、
流石に1年の4月から進路変更をする方は稀ではないでしょうか。

ただし、推薦入試で入って来た方でしたら、
心変わりをしてしまうことは、無きにしも非ずです。
日本文化大学のAO入試は最も早くて8月27日です。
そして8月29日に発表し、手続きの締め切りは9月8日になります。
実際に日本文化大学に入学するまでに7ヶ月も猶予があるのです。
そしてAO入試は専願です。
合格してしまったら、必ずその大学に入らないといけません。
ちなみに日本文化大学のAO入試の合格率は99%です。
警察官を目指して受験をしますが、
7ヶ月もあれば何か心変わりをしてしまうかもしれませんよ。
だからこそ、日本文化大学は一般企業へ就職する道も用意しています。
そしてその道においても、かなりの支援をしてくれると評判になっています。
高い就職率を求めて日本文化大学を受験する方は、少なくないと言えるでしょう。

江戸時代と違って、今の日本は職業選択の自由があります。
例え医学部に入っても、一般企業に勤めることは十分可能です。
日本文化大学は法学部ですが、別にこの道に進む必要はないのです。
回り道をすることになりますが、自分が真に進みたいところに行くのなら、
こうした回り道もありだと言えるのではないでしょうか。
警察官にならないと死ぬ訳ではありませんので、
色々なコースを確認しておくのも重要ですよ。
そもそも警察官採用試験の合格率は10%以下なので、
警察官になれない方が普通なのです。
それでも日本文化大学は非常に高い合格率を誇っています。
それだけ日本文化大学のカリキュラムが優秀ということなのでしょう。

人は個性があります。
学力にもかなりの差があります。
200人ほどの人間を集めれば、良し悪しはかなり分かれるでしょう。
200人全員を一般入試でふるいに掛ければある程度、
平均的な人間が集まりますが、
推薦入試はその網目を簡単に摺り抜けてしまいます。
偏差値が10の人が居れば、50の方も居るでしょう。
だからこそ日本文化大学は基礎教育を行って、
全生徒を50まで引き上げることを目指しているのです。

基礎はとても重要です。
言語能力、数学能力、地理、歴史、英語などなど。
さらにはスポーツや茶道、パソコンなど、
あらゆる基礎を日本文化大学は1年次に叩きこんでくれます。
そして、2年、3年にて応用問題を行っていきます。
応用をやるには基礎が必要不可欠になりますので、
日本文化大学は基礎を大事にしているのです。

ただし基礎だからと言って、甘く見ていると単位を落としてしまうでしょう。
高校レベルの問題だからと言っても、
全ての大学生が大学レベルの知力を持つとは限りません。
そもそも人間の脳はそう簡単に進化しません。
大学生になったからとはいえ、
自然と知力が大学生並にレベルアップすることは無いのです。
大学の知識は、高校の授業の延長線上にあり、
小中高と積み重ねていくことで初めて効果が見えてくるものなのです。
イメージとしてはコツコツとレンガを積み重ねていく感じでしょうか。
一辺に積み重ねるような裏技は存在せず、少しでも手抜きをしていくと、
いずれ倒壊する恐れがあります。
基礎を疎かにしてしまうと、
重要な場面で間違いを引き起こしてしまうかもしれませんよ。
そうならないためにも、しっかりと日本文化大学で基礎を習得しましょう。

日本文化大学の語彙力について

最近の若者は語彙力が欠如していると言われています。
明治時代の頃は、
大学を出た方は誰もが高等な言語表現能力を扱っていました。
明治時代の書物を原文で読むと、
とにかく難しい言葉遣いが多用されていますよね。
夏目漱石の「月が綺麗ですね」というように、
比喩表現も多用することが多いでしょう。
ビジネスの現場ではこうした婉曲表現は不適切になりますが、
文学作品を作るなら、逆にこういった表現は必須と言えます。

日本文化大学の建学の精神を理解するには、
まず古い言葉遣いを理解することから始めるべきと言えます。
明治時代とまでは言いませんが、
少なくとも日本文化大学が建造された1976年頃の言語を
読めるようになっておく必要があると言えます。
割と現代語に近いと思われがちですが、
現代語にも難解さにランクがありますので、
高校生程度の知識では読み解くことが困難だと言えるでしょう。
少なくとも日本文化大学の建学の精神は
幼稚な言葉遣いは一切使われていません。
「不断に流動し~」といったことが書かれており、
辞書が無いとなにを言っているのかサッパリ分かりません。

ちなみに「不断」は「日ごろ」と訳します。
「據らなければ~」に至っては漢検1級レベルの難解さではないでしょうか?
ちなみに「よらなければ~」と読みます。
日本文化大学の推薦入試は、建学の精神を理解することと明記されていますが、
これはもしかして建学の精神に書かれている内容を、
子供にも分かるように和訳することかもしれませんね。
建学の精神はワード2ページ分ありますので、解読するのにかなり苦労しそうです。
大学の目的もワード2ページ分で、
これらをしっかりと把握しないと推薦入試は突破できないかもしれませんよ。

話をちょっと脱線させますが、
筆者の高校では「教師の名前をフルネームで書け」
という問題が出題されました。
現代風の名前なので、きちんと教師に興味を持てば誰でも解答できましたが、
教師の名前が旧字だと、誰もがギブアップするでしょう。
みなさんは日本文化大学の前身である、
柏樹書院の創始者の名前を旧字で書けますか?
ちなみに「蜷川親繼」です。
「にながわ のりたね」と読みます。
もしかしたら、テストで出るかもしれませんので、
しっかりと書けるようにしておきましょう。

日本の国語教育は感覚を育てることに注力していると思われます。
文章構成能力を鍛えるよりも、
作者の気持ちを読み取ることに力を入れているのではないでしょうか。
テストでも「この部分の作者の気持ちを述べよ」と出題されることが多い筈です。
「この登場人物は何故、こういったことを言ったのか」といった問題も多そうです。
そして現代の教育は「読む」ことしかさせないことが多いです。
文章を作るといった教育は軽視されがちです。
英語で例えるなら、リーディングばかり勉強させて、
ライティングをやらせない感じになります。
作文をすることはありますが、
それは文学作品として作成することになりますので、
正しい日本語能力を育成させることにはちょっと不向きです。

誰だって、正式な場で倒置法で会話はしませんよね。
体言止めで会話されたら、相手に失礼だと言えます。
では、日本文化大学はそういった日本語の授業を行うのでしょうか?
大学生レベルの正しい日本語を学ぶ授業があっても良い気がします。
最低でも助詞・助動詞を正しく使えるようにならないと困ります。
修飾する用語を文章中のどこに配置すれば
相手が理解しやすいかも練習する必要があると言えます。
日本文化大学は1年の必修にて「文字と表現」という授業を用意していますが、
もしかしたらこの授業にて正しい日本語を学ぶのかもしれませんよ。

こうした語彙力、文章理解力は本を読むことで身に付きます。
辞書に書かれている内容を一字一句見て覚えるのも有用ですが、
やはりこうしたものは実践にて覚えた方が効率的です。
その実践が読書なのです。
現代文書だとかなりアクが強いので、
やはり明治の文豪が作り上げた作品を読み解くのが良いと思います。
現代語に和訳された作品も今はかなりあるので、
日本語力に自信の無い方もスラスラ読めますよ。
なにを読めばいいか分からない方は、
中高の現代文の教科書を読むのが良いでしょう。
その後は、ハードカバーの現代文書や
新聞紙の文字を読むのが良いと思いますよ。

なお、ネット記事は誤字・誤植が多いので、
ちょっとだけ勉強には不向きです。
ネット記事はスピードを求めていますので、
あまり見直さずに投稿ボタンをポチっとしているケースが多いのです。
その代わり、文章校正能力はきちんとプロレベルで、
現代人でもすごく読みやすいですよ。
日本文化大学の学生は、講義の空き時間に図書館に籠るみたいですが、
本を読んで自身の国語力を鍛えているのかもしれませんね。
語彙力を増やすには、やはり本を読むのが一番だと思いますよ。
アニメばかり見ていると語彙力が低下して「わーい!たーのしー!」や
「すっごーい!」しか言えなくなってしまうかもしれません。

語彙力が無いと、法律書はまず読めないでしょう。
そもそも日本国憲法は1946年に作られています。
すなわち、1946年の言葉遣いで書かれており、
当時の言語を理解しないと、憲法を読み解くことが出来ないのです。
憲法を口語和訳した本が売れているみたいですが、
それだけ憲法に書かれている内容が複雑なことを意味します。
「AはBをしてはならない。ただしCにおいては例外とするが、
Dの条件下では禁止とする」
といったことが古語で書かれていたら、誰だって読みたくなりませんよね。
日本文化大学は憲法の授業がありますが、
まずは文章を解読することから始めるのかもしれません。
普段使い慣れた言語でないと、
こういった古語を理解することが出来ないのです。
若者言葉という用語がある通り、
言語というのは時代によって少しずつ変わって行っているのです。

もちろん、読めるだけでは駄目です。
日本文化大学は3年次に専門ゼミに所属し、
学生はそれぞれゼミ発表を行います。
そしてその際も、語彙力が無いとゼミ発表をすることが出来ません。
大学生に相応しい文章を使って書かないと、みんなに笑われてしまうでしょう。
そうしたことも日本文化大学のゼミで学べると思います。
それこそ、印刷する要旨に記載する文字のフォント、大きさ、
行間といったことまで事細かく学べると思います。
要旨の見やすさというのは非常に重要で、
自由に書かれたものは非常に見にくいです。
接続詞やカンマの使い方なども指導されると思いますよ。
末尾全部を「です」で統一されると、
読んでいる方としては嫌になってしまうでしょう。
ビジネス文章は意外と「ます」で統一されていますが、
それでも表現を色々と工夫して、読み手に飽きさせないように、
かつ分かりやすいように作成されているのです。
文章作成能力は大学時代にしっかりと鍛えておきましょう。

日本文化大学は警察官に強い大学です。
多数の警察官志望の生徒が日本文化大学に集います。
そして警察官採用試験には小論文作成があります。
履歴書の志望動機はテンプレでも問題ありませんが、
こうした小論文を作成するには、高レベルの文章作成能力が求められます。
そのためにもやはり、高度な語彙力を備えておきたいところです。
日本文化大学はそこまで国語力を鍛える授業を行いませんので、
そのあたりは独学で学ぶ必要があると言えます。

小論文対策は日本文化大学で出来ますが、
語彙力は日常的にコツコツ蓄える必要がありますので、
1年次から読書を習慣付けて、語彙を増やすのはいかがでしょうか。
自身が扱える語彙が増えれば、相手が難解な言葉を使っても、
理解することが出来ますよ。
警察官として働くと、
様々な一般市民の方とコミュニケーションを取る機会がありますので、
高レベルな会話についていくためにも、
色々な言語を身に付けておくのは必須と言えるでしょう。
日本文化大学でしっかりと語彙力を身に付けましょう。

日本文化大学が警察官への就職に強い理由

日本文化大学のキャリアマネジメントって、
単位を取得できるたぐいのカリキュラムなのでしょうか?
必修とも言われていますが、
この就職支援の講義は単位が発生するのかどうか非常に気になるところです。
必修という括りでしたら単位が発生しても良い気がしますが、
法学部という学位という意味においては、単位は発生しにくいと考えたくなります。
こればかりは履修し終えた現役生に訊かない限り分かりませんね。

日本文化大学が就職に強いと言われている由縁ですが、
このキャリアマネジメントの存在が強いです。
警察官採用試験、および、各種公務員試験、
さらには一般企業の採用試験にも対応しています。
1~2年は基礎的なことを学び、3年になったら個別のコースに分かれる感じです。
通年で30回、集中補講が30回と、かなりの数が用意されています。
春休みや夏休みに集中補講をしますが、
1日で5回も受けたら集中力は確実に切れるでしょう。
日本文化大学が1日何コマに留めて実施するのか、かなり気になるところです。

日本文化大学の1年次はキャリアマネジメントⅠになります。
2年次にキャリアマネジメントⅡ、3年次にキャリアマネジメントⅢになります。
ただしキャリアマネジメントⅣはありません。
4年生の6~7月くらいには内定を獲得する方が多く、
そうしたカリキュラムを用意しても、後の祭り状態と言えるでしょう。
そしてキャリアマネジメントⅠは数的処理を行います。
漸化式や四則演算並に聞き慣れない用語ですが、要は数学パズルになります。
図形を見る問題や、命題、確率の問題などが出題されますよ。
二次関数を使った文章問題も登場します。
普通に数学の問題を解くと思っても差し支えありませんね。
微分積分や三角関数の公式こそ出ませんが、
かなりの数学力が必要なのは確実です。
日本文化大学は法学部で、入学試験でも数学は一切ノータッチですが、
警察官採用試験や公務員試験、
さらには一般企業の採用試験で出題されるSPIをクリアするには、
高校レベルの数学力と読解力が必要になるのです。
キャリアマネジメントⅠはほとんど数学の授業なので、
勉強する身としてはやっぱり単位が欲しいですね。
通年で30回なので、4単位くらいくれないものでしょうか。

キャリアマネジメントⅡからは数的処理に加えて、
社会科学、人文科学、自然科学を学びます。
簡単に言えば、社会と理科です。
政治、経済、日本史、世界史、地理、物理、化学、生物、地学を学びます。
そしてキャリアマネジメントⅢは、警察・消防コース、
市役所コースと個別に分かれて学んでいきます。
1~2年で学んだことに加え、文章理解、時事問題、論文なども対策。
過去問もたくさん行い、筆記試験を突破できる学力を積み上げていきます。
さらに、面接試験対策もキャリアマネジメントⅢにて行っていきます。
創造力や社会人基礎力を身に付けられると、
日本文化大学で三年掛けて履修するキャリアマネジメントはかなり人気です。
そしてキャリアマネジメントⅡ・Ⅲは週2回、学外から講師を招いて講習も行っています。

キャリアマネジメントのほか、日本文化大学では就職情報概論が必修になっています。
就職活動に必要な知識を入手できると、学生の間でかなり人気になっています。
ただし、就職情報概論もまたカリキュラム表に記載されていませんので、
これもまた単位が発生するかどうかは、現役生しか分からないでしょう。
しかし、学生なら誰しも就職しますので、この授業は必ず受けておきたいと言えます。

日本文化大学は就職支援に力を入れている大学です。
入学前の説明会にて、学生生活と将来の職業について話し合います。
そして入学準備ゼミナールにて、就職に関してのアレコレをアドバイスしてもらいます。
さらに、新入生オリエンテーションでも再び学生生活と将来の職業選択を指導してもらいます。
就職対策特別講座を開き、どのようにして警察官試験対策、
公務員試験対策をすればいいかを学びます。
ついでに希望職種などのアンケートを取りますが、
入学時点では4分の3以上の方が警察官と答えるでしょう。
極めつけとして、教養科目模擬試験が年4回あります。
定期考査は年2回しかありませんが、
日本文化大学は3年間で計11回も教養科目模擬試験を行います。
就職模擬試験の回数もかなり多いです。
そして先にも説明しましたが、
日本文化大学は夏休みと春休みにそれぞれ集中講座を開きます。

スペシャリストセミナーとして就職内定者によるアドバイスを受けられます。
後期始業式ガイダンスや学年末ガイダンスにて就職状況を説明してくれます。
クレペリン検査試験でどの業種に向いているかもチェック可能です。
そしてこれらは全て「1年」で受けるプログラムです。
2年になれば、もっと濃い就職支援プログラムを受けられます。
ここまで濃密なスケジュールだと、日本文化大学は「就職に強い」を通り越して
「就職支援オンリー」と言いたくなるかもしれませんね。

あまり知られていませんが、
日本文化大学は各界の出身者が教員になっていることが多いです。
流石に、教授の前職までは周知されないことが多いです。
されたとしても、学長くらいではないでしょうか。
現学長も前学長も、かなり偉い警察官でしたよ。
県警の本部長とか、それぐらい偉い役職に就いていました。
もちろん、そうした重職はレアケースで、
ほとんどの教授は巡査部長以下だと思います。
そして元警察官が多いということは、
警察官としての働き方のアドバイスを受けやすいことを意味します。
向いている、向いていないといった点もアドバイスしてもらえるでしょう。
身を持って体験していますので、警察官の転職事情も詳しいと言えます。
警察官として働く場合に発生する悩みにもかなり詳しいと思いますよ。

ただし、日本文化大学に所属している教授で元警察官でしたら、
それは極めて特殊なケースと思った方が良いかもしれません。
何故なら、教授とはそう簡単になれない職業だからです。
準教授や講師においても同様で、
研究職に近い職業と思った方が良いかもしれません。
犯人を逮捕するよりも、文献を漁って調べ物をする方が好きな人たちが
教授になっていると思った方が良いでしょう。
教授からのアドバイスはあくまで
「研究好き」という性質を持つ方からのアドバイスと割り切った方が良いですよ。

元警察官の教授だけではアドバイスが偏ってしまいますが、
日本文化大学はかなり頻繁に「現役警察官OB・OGからの講習会」を開いています。
実際に警察官として働いている元日本文化大学の20代・30代の方々が、
警察官としてどのような仕事をしているか、
そしてどのような苦労を経験しているかを、赤裸々に話してくれます。
ちなみにこうした講習会は、オープンキャンパスでも積極的に開いており、
入学前から警察官とは何かを知ることが出来ると評判になっています。
やはりこうしたアドバイスは年齢が近い方が、参考になりやすいと言えます。
40代の警察官の視点と、20代の警察官の視点では、
やはり見えるポイントがかなり違うでしょう。
ご高齢のOBやOGを招く機会も多いので、日本文化大学に在籍すれば、
様々な年代の警察官の意見を聞くことが出来ますし、質問もしやすいと言えます。
転ばぬ先の杖のように、先人の意見に耳を傾けるのはかなり役に立ちますよ。

日本文化大学の警察官採用試験合格率は約40%と言われています。
この比率は国内で最も高く、2位と4~8倍差つけているかもしれません。
警察官を目指すなら、ここが一番ですよ。

日本文化大学で身に付けられる技能について

【求む体育会系】

海外のITベンチャー系の企業は、
体育会系の人材を全くと言っていいほど求めていません。
仕事さえ出来れば、他の能力は一切問わない傾向が強いのです。
一方、日本では逆に体育会系を望む声が強いと言われています。
厳しい環境を生き抜いた実績を持つ方は、やはりどの企業も欲しがるのです。
そしてそうした体育会系を最も望むのは、自衛隊や警察官だと言われています。

警察官採用試験の筆記試験は、
公務員試験の中でかなり簡単な部類と言われています。
筆記試験を合格できる方はかなり居るでしょう。
しかし、その後の面接で落とされる方はかなり多いようです。
面接にて「この人は警察官として働けるのか?」をしっかりと審査されるのです。
そしてその合格基準ですが、やはり強い精神力を持つ方が評価されます。
高い人間性も求められるでしょう。
そうした技能を身に付けられる教育機関として、
日本文化大学が注目されているのです。

 

【蓄積できる経験値が違う】

一般企業が専門学校よりも4年制大学を卒業した方を取る理由は、
大学でしか学べないことを重視しているからになります。
そしてそれは授業内容ではありません。
授業外で学べることを企業は重視しているのです。
部活動、ゼミ活動、バイトなど、色々な経験を経ている人材を企業は望みます。
専門学校でもサークル活動を行っているところはありますが、
専門学校との違いは、所属年数です。
2年と4年では、蓄積できる経験値にかなり差があります。
そして警察官を目指す場合も、専門学校に2年間通うよりも、
日本文化大学で4年間ミッチリ備えるのが良いでしょう。
試験日の都合により、実際は3年と2~4ヶ月程度ですが、
専門学校よりも長い期間、試験対策が出来ると評判になっています。

 

【礼儀礼節を重んじる】

一般的な体育会系のイメージは、「上下関係が厳しい」
「先輩から理不尽な命令がある」
「とにかく体力が居る」と思っている方が多いでしょう。
ちなみに実際の警察組織は正にこんな感じです。
「軍隊は一個の生命体」とも評されている通り、全てが規律を持って動いています。
人間だって、いきなり肝臓がクーデターを起こしたら困りますよね。
ただし、日本文化大学が力を入れている剣道部、
柔道部、弓道部はあまり体育会系ではありません。
それは「上下関係が厳しい」ではなく、「自分含み、誰にでも厳しい」となるからです。
イメージとしては、「神をトップにおいて、以下全員を平等に扱う」という感じになります。
別に宗教ではありませんが、こうした武道の多くが神棚に向かって「神前に礼」をします。
それゆえ先輩は決して横柄な態度を取りません。
厳しい態度を取りますが、それは自分を楽させる為ではありません。
部員全員が修験者のように克己心を鍛えることに精を出しているのです。
現代スポーツに反しますが、武道とは本来、勝敗ではなく、
礼節を鍛えるためにあると言われています。
日本文化大学は礼と義を重んじることをコンセプトにしており、
そのための一環として、武道系の部活動に力を入れているのです。
日本文化大学で警察官を目指す方の多くが、
剣道部、柔道部、弓道部に所属していると言えます。

 

【問題解決能力を鍛えることが重要】

卒業論文というカリキュラムは非常に有用です。
その成果も重要ですが、過程が最も大事だと言われています。
卒業論文で学べるものとして
「問題発見能力」「情報収集能力」「問題解決能力」があります。
どれも社会人として生きるには必須の能力です。
企業が専門学校よりも大学を取るのは、
この卒論の存在が大きいかもしれません。
そして、警察官においてもこれらの能力は有用です。
警察官の仕事は、
上からの命令をただ黙って聞いていれば良いというものではなく、
時には自分で考えて行動しないといけない場面もあります。
ナイフを持った犯人と格闘戦をすることもあり、そうした場面で一々、
上司に相談する暇なんてないのです。
震度8の前人未到の大地震が起きて、
インフラおよび通信環境が全滅したら、
自分の判断で市民を守らないといけません。
警察官においても、問題解決能力は非常に重要なのです。
だからこそ、日本文化大学は3年からゼミに所属し、
1~2年掛けて卒論を完成させます。
文系の大学ですが、
日本文化大学はこのゼミ活動にかなり力を入れていますよ。

現在、日本文化大学は17のゼミを用意しています。
教授の定年や新講師とかでゼミの数が変動することは良くありますが、
大体毎年17~18程度で落ち着く模様です。
定年を迎えても、新講師がその研究室を引き継ぐことも多いです。
基本的に3年次に本格的に所属し、
それぞれの研究室のテーマに沿った内容を研究・発表します。
そしてその内容は警察官に関わるものが多いです。
「刑事法」「少年法」「警察行政」「民法」など、色々なものを研究します。
他にも「スポーツ政策」や「文化景観」など、公務員的な研究を行うゼミもあります。
各ゼミの所属学生数は10名程度と少ないので、
教授との距離が近いのが日本文化大学の特徴になります。
ゼミは議論が中心で、討論力を鍛えられるのが魅力です。

 

【数的処理や自然科学の一般教養が必要】

日本文化大学は必修授業にて、法学や憲法、政治学を学びます。
法学部になりますので、これらを学ぶのは当然と言えます。
ただしこれらの知識は、警察官採用試験においてはあまり役に立ちません。
警察官として働くなら法学などの知識は必須ですが、
それは警察学校に入ってから改めて学びなおします。
警察官採用試験の筆記試験を突破するには、
一般教養を覚える必要があります。
頭の体操のようなパズルや、日本史、生物などの知識が必須なのです。
SPIとセンター試験を同時に受ける感じと言えば分かりやすいでしょうか。
そして、日本文化大学は警察官採用試験の筆記試験対策に力を入れています。
上記で挙げた一般教養を身に付けるための授業を行っているのです。
しかも1年次から受講することが可能で、
早くから試験に備えることが出来ると評判になっています。

 

【日本文化大学で面接のノウハウを学べ】

高い精神性や向上心を持っていても、
それだけで警察官採用試験の面接を突破出来るとは限りません。
そもそも、そうした精神性を確認する手段はほとんどありません。
面接官はエスパーではありませんので、
そうしたことを確認するのに、言葉を使います。
それゆえ、高いレベルの表現力が必要となり、
受験生の多くが面接の練習をするのです。
そして、日本文化大学はこの面接対策においても力を入れています。
面接でどんなことを訊かれたら、何を答えれば良いかを教えてくれるのです。
そもそも、こうしたノウハウは本では学びにくい分野になります。
また、質問の内容は県警ごとに異なるとも言われており、
質問される内容も年ごとに変わるとも言われています。
独学で面接対策をするのは、情報収集力という点で不可能に近いのです。
だからこそ、日本文化大学の就職支援課に頼るのです。
警察官の面接に特化した指導員にアドバイスをもらうことで、
合格率を高めることが出来るのです。

 

【まとめ】

日本文化大学は非常に高い「警察官採用率」を持ちます。
それは警察官採用試験を突破するだけの、
精神性・知識を身に付けられる点にあると言えます。
合格するには体力も必要ですが、
コレに関しては「高校生の平均以上」なので、
そこまで難しいものではないでしょう。
体育会系とまでは言いませんが、運動部に所属すれば、
標準程度の基礎体力は身に付けられますよ。

日本文化大学のパソコン講座で小テクニックを身に付けよう

社会人でしたらワード、エクセル、
パワポくらいは巧みに使いこなせないといけません。
会社は学校ではありませんので、
初心者のために分かりやすく教えるとは限らないのです。
基礎程度のワード技術、エクセル技術を身に付けておかないと、
業務に支障が出ることもありますよ。
例えば、4ページのデータを1枚の紙に印刷するのに、
まず4枚それぞれ印刷して、セロハンで4枚繋げて、
コピー機で縮小コピーをして、それをスキャナに取り込み、
そして再び1枚の紙で印刷するという方法があります。
しかし中級者は普通に印刷設定を弄って、
4ページのデータを1枚の紙に印刷します。
印刷設定の調整くらいは、大学で学んでおかないと、
先輩に呆れられてしまいますよ。

日本文化大学は警察官になるための学校ですが、
パソコンに関する選択授業をいくつか用意しています。
ワード、エクセル、パワポの3つを、それぞれ基礎から応用まで
日本文化大学で学ぶことが出来るのです。
座学だけでなく、日本文化大学では実際にパソコンを使った授業になるため、
かなり効率的に学ぶことが出来ますよ。
日本文化大学でパソコンマスターになることも可能と言えます。
最終的に、マイクロソフトオフィススペシャリストになることも夢ではありません。
この資格はプログラマーとして働くなら必須とも言えますよ。
でも、日本文化大学の学生の多くは警察官を目指していますので、
ここまで頑張る必要はありません。

ワードやエクセルの小テクニックは非常に多いです。
ショートカットコマンドは是非とも、日本文化大学の授業で学びたいところです。
例えば、ワードで「Ctrl」と「Enter」を同時押しすると、何が起きるかご存知でしょうか?
答えは、改ページされます。
あまり耳慣れない用語ですが、要は改行の1ページ版です。
書類を1ページ単位で作成する際は、この改ページコマンドは非常に役に立ちます。
このコマンドを知らないと、大抵の方は改ページするまで、
エンターを押しまくって空白を作ることでしょう。
こうした小テクニックは非常に多いので、
しっかりと日本文化大学の授業で見に付けてくださいね。

若い世代は吸収力が高いです。
新品のスポンジのように、どんどん知識を吸収します。
パソコンの知識はどれも高度に見えますが、
プログラム言語に手を出さない限り、そこまで大変なことにはなりません。
ワードやエクセル、パワポは誰が使っても扱いやすいように編集されていますので、
日本文化大学で初めてパソコンに触れる方でも、
しっかりとそれらの知識について学ぶことが出来るのです。

日本文化大学で学べる日本の文化

日本文化大学は日本の文化を学ぶために建てられた大学です。
でも現在は「警察官になるための学校」とも言えます。
それでも、文化を学ばせることは忘れていません。
では、日本文化大学でどのような日本文化を学べるのでしょうか?
それ以前に、そもそも日本文化にはどのようなものがあるのでしょうか?

日本の文明は大陸からの影響を強く受けているので、
日本起源の文化は少ないです。
漢字や仏教なども、すべて中国由来になります。
しかしこうした文化は日本で馴染むようになっていくと、
オリジナル要素が次第に薄れ、日本固有のものとして扱われるようになります。
ラーメンやカレーライスが良い例でしょう。
起源は別の国にあっても、
そのあり方に関してはれっきとした「日本の文化」と言えます。

となると、日本にはどのような文化があるのでしょうか?
分かりやすいのは衣装と言えます。
和服や着物などは、日本の立派な伝統衣装になります。
例え起源が中国にあろうとも、和服は立派な日本の衣装です。
料理に関しても、日本独自に発達したものは非常に多いと言えます。
そして茶道は最早完全に日本オリジナルと言えます。
お茶自体は中国由来ですが、あのようなお茶を淹れる作法は、
日本にしか存在しません。

そして、日本文化大学は茶道の授業を必修として用意しています。
正確には、「日本文化史」という授業名ですが、
日本文化大学はその授業にて
「お茶を点てる」技術と精神性を学ばせているのです。
また、教養ではありませんが、竹林もまた日本の文化と言えます。
日本文化大学の裏手には「和敬の道」という1kmの遊歩道があり、
そこには立派な竹林が並んでいます。
森林浴は日本固有の文化ではありませんが、
日本の自然を堪能するものとして、多くの方が嗜んでいます。
フィトンチッドを肌から吸収するのも良いですよ。

剣道や柔道、弓道もまた日本の文化と言えそうです。
日本文化大学はこれらの競技にかなり力を入れており、
選択授業はもちろん、部活動としてかなりの学生が集っています。
正直、この3つの部活動で
日本文化大学の全学生の3分の1は集まっている気がします。
剣道や柔道の段位は警察官採用試験でプラス評価されやすいので、
それ目当てで参加している方も多そうです。

日本文化大学では学べませんが、
現代遊戯にも日本固有の文化はかなり多いです。
双六やかるた、お手玉、ビー玉、ベーゴマ、鬼ごっこなど、
色々なものがありますよね。
テレビゲームやネットサーフィンも、
日本の文化になりつつあると言われています。
ポケモンをはじめとする日本発祥のゲームは、世界でかなり人気ですよ。

日本文化大学で学ぶ世界史・日本史について

日本文化大学の一般入試は、世界史B・日本史Bを選択できます。
残念ながら、世界史A・日本史Aで受験することは出来ません。
ところで、AとBの違い、皆さんご存知でしょうか?
簡単に言えば、「Aは薄い(近代中心)」で「Bは分厚い(全範囲やる)」ということです。
日本文化大学で学業を修めるなら、全時代について学ばないといけないのです。

法律や政治について学ぶなら、その起源から遡って勉強する必要があると言えます。
文明史はある意味、政治の始まりとも言えるほど、かなり最初期から登場しています。
むしろ、法律(その村のルール)が無ければ、文明とは言えないでしょう。
そして世界最古の法典と言えば、紀元前1750年のウル・ナンム法典になります。
ハンムラビ法典と誤解している方は多いですが、
ウル・ナンム法典はそれより350年ほど古く、
現存する法典の中では最古とも言われています。
“現存する”なので、実際にはもっと古くから存在していた法典も
あったと考えられています。

そもそも世界最古の街は、紀元前8000年とも言われていますよ。
その頃から、何かしらの法律やルールが存在していた可能性は非常に高いです。
でも、日本文化大学は歴史研究家を輩出する大学ではありませんので、
流石に古代文明の法律を深く探究することはありませんが、
あらゆる国の法律のイロハを学ぶことは確実と言えます。
しかしやはり中心は、近現代の日本の法律でしょう。
日本文化大学の3年の専門ゼミでは「日本法政史」というのもありますよ。

と言っても、日本文化大学は警察官を目指す大学なので、
そこまで歴史を調べる必要はありません。
「この法律は○○という事件があったから生まれたよ」ということは学びますが、
だからと言って、その事件のバックグラウンドを全部調べる必要はありません。
重要なのは、今のその法律にあると言えます。
日本文化大学で履修する日本文化史よりも、法学や憲法、
民法の授業の方が大事なので、そっちに力を入れた方が良いかもしれませんよ。
過去の法律を覚えることは役に立ちますが、真に重要なのは現代の法律の方なのです。

なお、日本文化大学のセンター試験利用入試は、世界史B・日本史Bだけでなく、
世界史A・日本史Aも選択可能です。
Aの方が楽なので、日本文化大学を受験する生徒にとってはありがたいかもしれませんね。
日本史Aでしたら、出題範囲は江戸時代~現代なので、覚える量はかなり少ないですよ。
世界史だって、古代ローマ人を覚えないで済むのは、非常に楽だと言えます。

日本文化大学の簿記原理の授業について

日本文化大学は1年の選択授業として「簿記原理Ⅰ」を履修することが出来ます。
少し分かりにくい科目名ですが、要は簿記の勉強をできることを意味します。
そして「Ⅰ」があるので「Ⅱ」があるのは自然の理です。
(厳密には、人の理かも)
日本文化大学の2年次の選択授業にて「簿記原理Ⅱ」を取ることが出来ます。
なお、日本文化大学は2年次に
「経営コース」「公共コース」「法心理コース」の3つ分かれ、
それぞれ一般的な会社に勤めるため(もしくは起業するため)、
役所勤めの公務員になるため、警察官になるための3つがありますが、
そのどのコースであろうとも「簿記原理Ⅱ」を取ることが可能です。
と言うより、選択科目はどのコースも同じになります。

「簿記原理Ⅰ」の中身ですが、簿記の基礎を学ぶものになります。
数学の基本的なものを学び、かつ収益や費用の損益計算の仕方、
有価証券や手形取引などの専門用語の学習など、色々なことを学ぶと思います。
また、簿記全般で言えることですが、電卓は必須です。
実際の「日商簿記検定」の試験でも電卓を使うので、
日本文化大学の授業でも普通に使うと思いますよ。
ただし注意点として、関数電卓は使用不可です。
もちろん、携帯電話の電卓機能はアウトです。
電卓は四則演算が出来るものをお使いください。
ルートのあるなしでも大丈夫ですが、
測量ではないので、簿記でルートは使いませんよ。

でも、「00」というように、ゼロが2連セットで付いているのはちょっと欲しいかも。
日本文化大学の「簿記原理Ⅰ」を履修してA判定を取れば、
簿記3級も合格できると思いますよ。
そして「簿記原理Ⅱ」でA判定を取れば、簿記2級も手堅いと言えます。
趣味の範囲でしたら3級で十分ですが、金融商社系に勤めるのなら、
やはり2級くらいは欲しいところです。
でも、日本文化大学は警察官を目指す方が集まる学校なので、
ぶっちゃけた話、簿記はそこまで使いません。
取りあえず、履歴書に書いておくと有利に働くことは多いので、
カリキュラムに余裕があれば、
日本文化大学で簿記原理を学ぶのは良いと思いますよ。
「簿記検定受験講座」というのも行っており、
専門スクールの先生が教えてくれるのが魅力です。

アメリカでは簿記2級は、必修に近いレベルで全員が取得しています。
会計や財務のお仕事をするのに必須なスキルで、
かつビジネスマンとして社会に出るなら必要不可欠な知識とも言えます。
警察官になるなら簿記3級程度で十分ですが、
一般商社で働くなら是非、簿記2級を目指しましょう。
なお、1級は起業でもしない限り不要です。
難易度もさらに跳ね上がるので、20代の平社員が目指す資格ではありませんよ。
1級を狙うくらいなら、日本文化大学でTPEICやFP2級を
勉強した方がよっぽど有意義です。

日本文化大学が取り扱っていないカリキュラムについて

日本と欧米の大学の違いですが、
欧米では一般教養を大事にしています。
どの大学であろうとも、
1~2年は国数英理社+芸術系の授業を取ることになると思います。
そして3年から専門的なことを学び始めます。
日本はそうした一般教養を全くと言っていいほど習いません。
その学部学科に絶対に関係あるものしか履修させないのです。
簡単に言えば、欧米の3~4年で習うべきカリキュラムを、
日本では1~3年に分散して取らせていると言えます。
そして4年は割と暇になることが多いです。

日本文化大学のカリキュラムを見てみましょう。
法学部というだけはあり、どれも法学に関する授業が勢揃いしています。
と思いきや、一部、一般教養に近いカリキュラムが選択授業として用意されています。
「数と倫理」と「基礎数学」は、あまり法学の分野とは言いづらいでしょう。
しかし法律の分野の中には、数字に詳しくならないといけないものがあります。
確定申告や源泉徴収は、かなり数字に詳しくならないと出来ないでしょう。
日本文化大学はそうした高校生レベルの基礎中の基礎の数学を
履修できるように用意しているのです。

もちろん選択授業なので、無理して取る必要はないですよ。
また、「日本美術史」というのも日本文化大学は選択授業として用意しています。
どのような内容か分かりませんが、
きっと古代から近代までの日本の芸術全般を扱うのかもしれません。
金剛力士像とか、平等院鳳凰堂の建築技術とか、琳派とか、
水墨画とか、茶道とか、色々なことを学ぶのではないでしょうか。
特に日本文化大学は茶道に力を入れており、
必修授業の「日本文化史」にて、茶道のイロハを習わせますよ。

では、日本文化大学で学べない科目にはどのようなものがあるでしょうか。
むしろ、カリキュラムを細分化すれば軽く1万は超えますので、
日本文化大学で学べないカリキュラムは99960くらいはありそうです。
分野という括りで見るなら、理系科目全般は日本文化大学の対象外のようです。
「数と倫理」と「基礎数学」という例外はありますが、
日本文化大学では基本的に科学系の授業は学べません。
しかし、専門ゼミでは時に科学の知識が必須です。
例えば、ハザードマップを作成するのは役所のお仕事ですが、
それを作成するには、水文学や土壌学に詳しくならないといけません。
治山分野に詳しくなれば「はげ山は土砂災害を起こしやすい」のは常識ですが、
日本文化大学の授業ではそうしたことを習わないと思います。
日本文化大学の専門ゼミでハザードマップを作成する研究する場合は、
自分で水文学と土壌学の知識を身に付けないといけないのです。